●がんの早期発見のために定期検診を受診しましょう

■がんはとても身近な病気のひとつで、日本人のかかる割合が高くなっています。
昨今の医学のめざましい進歩により、検診などで早期に発見された場合は、
治る確率も高まり、軽い治療で済むようになってきました。
※がんの統計に関する詳しい情報は、国立がんセンターがん対策情報センターのホームページをご覧ください。
 
■がん検診を受けましょう
がんを早期に発見するには、健康だと感じていてもがん検診を受けることが大切です。
これまでがん検診を受けたことがなかった人も受診してみましょう。
 
■がん検診は受けるには
市町村が実施するがん検診は、どなたでも受診することができます。
また、医療機関において、人間ドック等でも受診することができます。
ただし、市町村が実施する場合は、対象年齢や受診間隔、実施時期、検査方法、検診料金、検診を行う場所は、
市町村によって異なります。詳しくは、お住まいの下記、市町村の担当窓口にお問い合わせください。
 
●がん検診一覧●
 
■胃がん
胃がん検診イメージ対象となる年齢:40歳以上
受診の目安:1年に1回
どんな検査?:胃X線検査
バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲み、胃の中の粘膜を観察する検査です。
胃の様々な部位を撮影するために、身体の向きを変えて色々な方向から胃のレントゲン画像を撮影します。
検査時間は約10分です。
検査当日は朝食が食べられないなど、検査を受ける際の注意事項があります。
 
■肺がん
肺がん検診イメージ対象となる年齢:40歳以上
受診の目安:1年に1回
どんな検査?:胸部X線検査と喀痰細胞診の併用
胸部X線検査は一般の健康診断などでも行われている検査です。
X線撮影室で上半身裸あるいは検査着に着替えます。検査機械に胸を押し付け、息を大きく吸って、
しっかり止めたところで撮影します。
さらに、たばこを吸っている方や肺がんのリスクが高いと判断される方には喀痰細胞診を実施します。
喀痰細胞診は、3日間の痰を容器にとって、気管支等のがんから痰に混じって出てくるがん細胞の有無を、
顕微鏡で観察します。
 
■大腸がん
大腸がん検診イメージ対象となる年齢:40歳以上
受診の目安:1年に1回
どんな検査?:便潜血検査
がんやポリープなどの大腸疾患があると大腸内に出血することがあります。
便潜血検査は、その血液を検出する検査です。2日間の便を別々の容器にとって検査します。
 
■乳がん(女性のみ)
乳がん検診イメージ対象となる年齢:40歳以上
受診の目安:2年に1回
どんな検査?:マンモグラフィ検診、視触診
専用の撮影装置に乳房を片方ずつはさんでX線撮影を行います。
さらに、医師による視触診を併せて実施します。
 
■子宮頚がん(女性のみ)
子宮頚がん検診イメージ対象となる年齢:20歳以上
受診の目安:2年に1回
どんな検査?:子宮頚部細胞診、内診
婦人科の専門医によって綿棒やブラシなどで子宮頚部から細胞をとります。
月経中の場合は十分な検査ができない場合があります。
さらに、婦人科の専門医による内診を併せて実施します。
子宮がん検診一口メモ
○診察台を思うと抵抗感がありますが、検査中はできるだけリラックスして、力を抜いていれば痛みもなく、あっという間に終わります。
○問診時には前回の月経の日にちと周期を必ず聞かれます。メモをしていくとよいですよ。
○検査当日はスカート着用がおすすめです。
 
★がん検診問合せ医院一覧★