●7年目のプロポーズ●

数日後、彼が突然「明日おまえの実家に行ってもいい?」と言いだした。

いつも遊びに来るときのノリで承諾すると、翌日家に来た彼はスーツ姿。
何事かと驚いている私を尻目に、彼はおもむろに両親の前で両手をつき、

「遅くなりましたが、改めて結婚のごあいさつに参りました。
裕福な暮らしはさせてやれないかもしれませんが、必ずふたりで幸せになります。
結婚させてください」

と頭を下げてくれた。
一生懸命考えて、精一杯の行動をしてくれた。

付き合って7年目のプロポーズ。
涙でにじんでいたけど、あの日のあなたの大きな背中を、私はずっと忘れない。

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