●8年目の新発見●
第1話はこちら
「どうしたんだよ、急に。
今日は一人じゃないだろ?」
「今日の話じゃない。これからの話をしたいの!
それに、急でもない。アタシはずっと結婚したいと思ってた。
アナタが結婚の話を避けているかと思って言えなかった!」
彼女は人目をはばからずに泣きじゃくっている。
その姿を見て、オレはショックだった。
彼女のことをわかったつもりでいた自分に腹が立った。
両親への気遣いばかりで、彼女の気持ちを考えていなかったからだ。
オレは彼女の手をとって、そのまま彼女の家へ向かい、両親の前で頭を下げた。
親父さんは、待ってましたといわんばかりに快く結婚を承諾してくれた。
その翌週には婚姻届を提出しに行ったりと、半ば勢いで結婚が決まったわけだ。
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