2019.02.09

子供虐待の通告件数が5割増 上越児童相談所管内で

上越児童相談所管内(上越市・妙高市・糸魚川市)で、2017年度(2017年4月〜2018年3月)にあった18歳未満の子供に対する虐待の通告件数は429件で、前年度比150.0%、件数で143件増加した。調査・診断を経て“虐待”と判定された相談は427件だった。


実父母からの虐待が9割以上


このうち、心理的虐待が192件、身体的虐待が105件、ネグレクト(保護の怠慢・拒否)が87件、性的虐待が4件などだった。


虐待者は、最も多いのが実母で212人、次が実父で154人、実父以外の父親15件、実母以外の母親5人などとなっている。


年齢別では12歳が10件で一番多いものの、0〜14歳までは各年齢による大きな差はみられない。


相談件数の増加は“望ましい傾向”?


通告件数、相談件数も大幅に増えているが、上越市春日山町3にある上越児童相談所の佐藤洋所長は「件数の増加は全国的な傾向。今まで見えづらかったものが早く発見され、相談につながっている。(虐待は)悪いことなのだが、逆に(相談の増加は)望ましい傾向とも言える」と話す。


通告・相談が増加した要因の1つとして「関係機関を含め、一般の方々の関心が高まり、暴力に対する見る目が厳しくなっている」という。


虐待相談の経路では、市町村からが最も多く129件、ついで警察署79件、学校など63件、家族36件、近隣・知人25件、都道府県21件、親戚11件などとなっている。


全ての国民に通告義務


直接的な暴力でなくても、子供を車内に放置してパチンコや買い物をする場合なども、虐待に当たる。千葉県野田市の小4女児虐待死事件でも、暴力をふるった父親だけではなく、母親も傷害の疑いで逮捕された。暴行を制止せず黙認したことの責任が問われた。


佐藤洋所長は「全ての国民に通告義務があり、“いつも子供の泣き声がする”など、一般市民が通告する場合もある。関係機関と連携して、地域で予防する取り組みが必要。子供の命を守ることが、何よりも優先される社会になければならない」と話した。


「児童虐待全国共通ダイヤル」189


虐待を見た場合、受けた場合など、児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号が「189(いちはやく)」。近くの児童相談所に転送される。通告・相談をした人、その内容に関する秘密は守られる。または、上越児童相談所(025-5

引用元
上越タウンジャーナル
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