2019.04.15

地域のよりどころがなくなる! 妙高市の温泉宿泊施設「友楽里館」が5月15日で閉館

妙高市西野谷新田の公設民営の温泉宿泊施設「矢代ふれあいの里 友楽里館(ゆらりかん)」が、2019年5月15日で閉館する。地元の矢代地区交流施設運営組合(古川諭組合長)が20年以上にわたって運営を続けてきたが、2年連続で大きな損失を出し、3月28日に開いた臨時総会で営業終了を決めた。



地元で管理・運営


「友楽里館」は旧新井市が都市農村交流施設として建設し、1998年12月に開業した。約3km離れた「湯の谷」から冷鉱泉を引く男女別浴場、16の客室や集会場、レストランなどを備え、宴会や法要などの需要にも応えた。運営は当初から、住民ら約400人が出資した矢代地区交流施設運営組合が行っている。


オープン当初は、近くのARAIスキー場(現ロッテアライリゾート)の利用者も泊まるなど「10年ほどは好調で、部屋が足りずに大広間を使ったり、食事を2班に分けたこともあった。1か月に600〜700人の利用があった」(清水泰男館長)という。


スキー場破綻で客が激減


しかし、2006年7月にスキー場が経営破たんすると客は激減した。新たにビジネス客や合宿の誘致、イベントなどにも取り組む一方で、内部留保を取り崩す苦しい経営が続いていた。


スキー場は2017年12月に「ロッテアライリゾート」として再オープンし期待を寄せていたが、清水館長は「以前の半分以下の宿泊しかなく、ここ数年はホワイトシーズンの赤字をグリーンシーズンで挽回できない状態だった」と話す。冬季は冷鉱泉を加熱する光熱費、暖房費、除雪費がかさむという。


内部留保が底をつく


内部留保が底をつき、出資金を食いつぶす状態となったため、今年3月7日の理事会で妙高市と交わした指定管理協定を解消することを決め、3月28日の臨時総会で正式決定した。


地域のよりどころが消える


清水館長は「矢代地区は少子化、人口減少が急激に進んでおり、2013年に矢代小学校が閉校したほか、保育園統合の話がある。友楽里館は、雇用を生む場でもあり、地域の会合や懇親会の会場としても利用される地域のよりどころ。撤退により地域の火が一気に消える」と話している。


妙高市では、指定管理者を公募する予定だが、具体的な内容は白紙だという。



友楽里館

引用元
上越タウンジャーナル
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