地球ゴージャス東京公演リポート

7月16日、東京・天王洲 銀河劇場でついに初日を迎えた 岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスの最新作「ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11 X day」。「事前に舞台の情報をあまり出さずに、劇場で楽しんでほしい」制作サイドの意向もあり、これまで、タイトルと出演者以外は明かされていなかった。ここでは、そんな今作の内容を少し紹介しよう。


物語は全6章で構成。一見何のつながりもない、5つのオムニバスの物語が進行。それぞれの物語の中には、歌、ダンスをはじめ、タップダンス、楽器演奏、1人で何役もこなす演技など、笑いあり涙ありの圧巻のパフォーマンスを織り交ぜている。そしてラストの第6章では、ここまで“点”だった物語が、“線”となってつながっていく。絶望や不安、孤独など現代社会に通じる問題を抱えた人間の闇と光を描き、最後には心が温かくなるという地球ゴージャスらしい作品だ。


約1カ月間の東京公演はすでに完売し、追加公演が決定。新潟公演も9月9日(木)19時公演が完売するなど話題沸騰中の今作。余談だが、記者も今作を見て、取材ということを忘れるほど物語の中に引き込まれ、終演後には「明日からもっと頑張ろう」という前向きな気持ちになった。見る人に笑いと感動と元気を与えてくれる作品に仕上がっているだけに、絶対に見逃せないゾ!!