日本庭園を美しく彩る 1千本余りのツツジの競演
古くから神の山として信仰されてきた霊峰弥彦山を借景としている弥彦公園。16万平方メートルにも及ぶ広さがあり、弥彦山の大自然と人の手による整備が程よく調和し、渓流や築山、噴水など、様々な異なる見どころが点在している。頂上には御殿山休養広場があり、そこへ通じる散策路も整備されている。また、公園内には子ども用コンビネーション遊具(すべり台やジャングルジム)が設置されており、親子一緒に楽しめる。弥彦公園は、秋の紅葉の素晴らしさで知られているが、新緑に包まれる5月には、ツツジの赤や白、赤紫、ピンク、朱色などの花が庭園に鮮やかな彩りを添えてくれる。色とりどりの花を咲かせるツツジは、昔の木橋を再現した観月橋周辺、テニスコート周辺、中央芝生広場、参道脇など、園内のあちらこちらに約1000本植えられている。日当たりや品種の違いにより一斉に咲かないため、5月初旬から1ヶ月間と長い間観賞できる。春の桜から雪景色まで四季折々に美しい景色を見せてくれる弥彦公園である。