心揺さぶる音響に酔う 新潟最古のジャズ喫茶
1964年、古町通6番町にオープンし、1974年に現在の西堀通4番町へと移転。新潟市で最も歴史あるジャズ喫茶「スワン」は、国内外のミュージシャンや全国のジャズ愛好家が集う店としても知られている。音楽に集中できるよう、照明を抑えたほの暗い店内には、カウンター席とテーブル席を用意。そこに座り、コーヒーを飲みながらマスター・和田孝夫さんがセレクトしたジャズのレコードに耳を傾けるのが、ココの流儀。高級オーディオスピーカーから流れる迫力ある音は、そこでプレーヤーが演奏しているかのような空気感が伝わってくる。さらにジャズをもっと堪能できるようにと、10年ほど前から週末を中心に、地元ミュージシャンたちによる生演奏も行っている。同じ音楽を愛する人たちが集う空間で、リズムに合わせて体をスイングする心地よい時間。この店ならコーヒー1杯で、こんなゼイタクを味わえるのだ。