文化財指定の日本家屋とバラ園 風情あふれる和洋折衷の競演
聖籠の大地主として、町の歴史に大きく関わってきた旧家・二宮家。国指定の有形文化財に登録されている建造物群には現在も当主が暮らしている。その約三千坪もの庭園は、バラが開花する時期に特別に一般公開される。もともと見事な日本庭園を有する敷地の一角で当主夫人が趣味で始めたバラ栽培は、年々その規模を拡大。20年かけて、つるバラやランブラー、オールドローズなどのバラやクレマチスのほか、さまざまな草花が競演する見事なイングリッシュガーデンに作り上げた。由緒ある日本家屋と一体となったバラの園は一見の価値ありだ。