版画文化がある島で 大切な作品を完成させよう
佐渡おけさ、鬼太鼓、能などの伝統文化が、多くの人を引きつけている佐渡。「版画の島」でもあることを知っていましたか。版画家の故・高橋信一氏が「佐渡を版画の島に」という願いで開館したのが佐渡版画村美術館です。多くの版画家の作品や月替わりの常設展を見るのもいいですが、童心に返って彫刻刀を握る体験もおすすめです。版画体験ではハガキサイズの板にカーボン紙を挟んで絵を写し描き、刷った時に色が付く場所を考えながら、細・太、丸・三角の彫刻刀を使い分けて彫っていきます。下絵はサンプル画を用意していますが、持参すればオリジナルを作ることも。一つのことに集中する約2時間半。彫った木に色を付けて、刷り上がった瞬間の喜びは格別です。