2023.11.11

ミティラー美術館はこんな感じの場所です〜里山に溶け込むような佇まい〜


旧大池小学校の校舎を利用し1982年に設立した、【ミティラー美術館】へ行ってきました。


大池の自然豊かな場所に、インドのミティラー地方に古くから伝承されてきた壁画であるミティラー画が一堂に集められ、質・量ともに世界に類をみないコレクションと評価されているそうです。
それだけではなく、インドの先住民の描くワルリー画やゴンド画、テラッコッタ(素焼きの陶器)も多数所蔵しています。


 




旧小学校の体育館や廊下など、所狭しと、たくさんの所蔵品がありました。
作品は、温かみのある素朴な表現ではありながら、見ているとどんどん惹きつけられいく魅力を感じました。


インド、遠い異国の国であるのに、どこか懐かしい、ほっとする、心安らぐ・・・人類共通の普遍的なものを表現されているからかな…と、個人的には感じました。


十日町の大池にインドからアーティストを招き、この旧小学校で制作された作品もあるそうです。


時に大雪にすっかり埋もれてしまう地域で、インドとは違ったインスピレーションを得て、出来上がった作品を、この美術館で鑑賞するのはとても贅沢な気持ちになります。



大きなテラコッタの作品も、この場所で窯で焼いたそうです。スケールが大きいですね。



鑑賞して、ちょっと休みたいときの休憩場所。これから、寒くなってきたらストーブで暖まるとほっこりしますね。



ご自由にどうぞのコーナーです。おもてなしされているようで、嬉しいです。



ミティラー美術館の作品に圧倒されたのですが、館長の長谷川時夫さんのお話を聞く事ができ、日本とインドを繋ぐ、国際交流の活動などもされている事にも驚きました。


2004年の新潟中越大震災で甚大な被害を受けたり、この美術館の設立から今まで、何度も大雪の年を乗り越えてきたこと聞き、続けて運営をされてきた事にも頭が下がる思いでした。


大池の素敵な自然にも癒されます。ぜひ、みなさまも遊びに行ってみてください!


ミティラー美術館  
開館時間 午前10時〜午後6時 休館日・火曜日 (祝.祭日の場合は翌日)・年末年始
入館料 大人500円・中学生〜学生300円
〒948-0018 新潟県十日町市大池265
TEL.025-752-2396 FAX.025-752-6076


<交通案内>
東京方面より:上越新幹線越後湯沢

引用元
My trip TOKAMACHI
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