2023.11.21

リサイクルは「循環経済」の最前線! ゴミから新たな価値を生み出すプロ集団「丸共」の仕事とは

全国各地で記録的な暑さが続いた2023年の夏。新潟県長岡市でも、35度超えの猛暑と少雨が農作物の生育に多大な影響を及ぼし、地球温暖化という言葉が改めて身に染みた人も多かったことでしょう。こうした環境問題に対し、「ものを大切に使って無駄を削減」「捨てずに再利用」といった意識も広く浸透しつつある昨今。アパレルメーカーが自社衣料を回収して加工したリメイク商品を販売、また家電量販店が家電製品を回収し、自社工場で修理したアウトレット商品を販売するなど、それぞれが知恵をしぼり、資源を活用して新しい付加価値を生み出す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」に期待が寄せられています。


長岡市高見町にある「株式会社丸共」は、不用品・廃棄物の回収と中間処理・リサイクルを主業とする会社。焼却・埋め立て処分となるゴミの量を極力減らすため、回収した不用品を徹底的に分別・分解して再利用可能な素材を資源化し、枝葉や廃材を燃焼して発生するエネルギーでハーブを水耕栽培するなど、限りある資源を有効活用することで循環経済に寄与しています。リサイクルの現場では、さまざまな機械や重機、特殊車両の機能もさることながら、「人の目で見て、手で行う」作業も多々あります。「人と技術が強み」という、リサイクルのプロフェッショナルが活躍する同社を訪ねました。


 


瓢箪から駒、ならぬ「ゴミからバジル」?
縁が重なり廃棄物発電と農業に乗り出す


1961年4月、上下水道処理施設の運転管理等を担う緑水工業株式会社より独立し、長岡市中沢で創業した「丸共清掃社」。1988年に商号を変更して「株式会社丸共」となり、2010年に現在の場所に移転しました。ここから15キロほど離れた中山間地域の栃尾に子会社の株式会社クリーンリードがあり、発電とバジル栽培はそちらで行われ、隣接する緑水工業の特例子会社「夢ガーデン」と共に循環型農業の拠点となっています。


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まず、入って左手の社屋を訪ね、代表取締役社長の金内宏彰さんにお話を伺います。


「ちょうど先ほど、栃尾

引用元
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