それは560年前から時間の経過を、人々の佇まいを観てきた歴史。ほくほく線まつだい駅の南口に佇む「長命寺」860年とも言われる樹齢の大銀杏。18日の雨で葉は落ちてしまいましたが、太い幹と枝のはえかたに又特徴を感じる人は多いと思います。雪の重さに耐え、何としても生きようとするその枝ぶりには凄みを感じざるを得ません。
江戸時代に一度根元が焼けその名残で少し抉れています。この葉が全て落ち切るといよいよ冬到来との言い伝えがあり、やはり葉の落下と同時に松代周辺の山々は薄い雪化粧しだしています。
長命寺には市の文化財に指定されている13仏があります。
掛け仏とも言われ、昔戦国時代には戦場に持ち出し亡骸をご供養したとのこと。又、別の大きな13仏はお寺の檀家さんが京都から背負って収められた。こちらも文化財としての価値はあるようです。
本堂は300年前に再建されたとき、一本の欅で出来ていることが、40年前に屋根を修復してくれた大工の棟梁が証言してくれている。
また廊下には昭和15年に作られた絵模様が施されており、鯉・牡丹・蝶々などが足元から作品の光で照らしてくれている。
松代には歴史を感じさせてくれる建造物や木々があり、そのストーリーを知るたびに歴史の重さを感じられます。
これからも四季折々にその姿を撮っていきたいと思います。
〜長命寺の大イチョウ〜
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