「ただいま」って、言いたくなる旅がある。
行き先は、観光地じゃなく“もうひとつのふるさと”。
そんな旅のかたちが、いま全国で注目されています。
その名も、「帰る旅」。
雪国観光圏とじゃらんリサーチセンター共同での取り組みです。
実はここ、十日町でもその動きが始まっています。
十日町市でも「帰る旅」が本格始動
市内の滞在拠点の一つ「いなりケ」は、障がい者の方が地域で生活をする支援をおこなう「支援センターあんしん」さんが運営しています。
このあんしんさんでは、障がい者の働く場所や住む場所づくりだけでなく、将来においても地域住民と障がい者の方がともに暮らしていけるまちづくりを目指し、「にもプロジェクト」にも取り組んでいます。
「にもプロジェクト」でクラウドファンディングに挑戦中!
十日町駅からも徒歩7分ほどにある「いなりケ」では、支援センターあんしんで作業のお手伝いをすると「寝床」が無償提供されます。
支援センターあんしんでは、利用者さんと共に“農薬を使わないお米作り”にも取り組んでおり(十日町市は魚沼コシヒカリの産地です!)、田植え・稲刈りのお手伝いも募集をしています。
5月23日に行われた田植えにも「帰る旅」ユーザーが参加し、NHK全国ニュースでも紹介されました。
「また来たよ」と言える場所を
従来の観光が「一期一会」なら、帰る旅は「二度三度の重なる出会い」と「関係性」を大切にするもの。
帰る旅のヘビーユーザーの中には、「ここに来るとほっとする」「役に立てるのが嬉しいんだよ」と話す方も。
今後も雪国観光圏をはじめとした各エリアで、地域課題改善への取組みや農業を通じた体験交流など、一度の来訪では築けない、より深い交流が生まれるプログラムも増える予定です。
帰る旅をチェックしよう
帰る旅の取組みは、共感するメンバーからなる「帰る旅研究会」によって運営されています。
・旅館の経営者や従業員
・個人で古民家再生に乗り出した行政職員
・本人も「帰る旅」ユーザーで、自称「さかとケ」エバンジェリスト
などなど・・・
個性も想いも豊かな研究会メンバーの活動は、NoteやSNSで発信しています。
興味を持ったら是非覗いてみてくださいね。