新潟県十日町市水沢地区内、信濃川沿いの小さな集落「安養寺(あんようじ)」。
かつて集落の中心だった築150年の古民家・古澤邸が宿へと生まれ変わろうとしています。
今回は、来冬オープン予定で現在リフォーム中の【雪の家(ゆきのや) 〜古澤邸〜】さんへお邪魔しました!
地域の思いが詰まった大屋敷はなぜ宿に?どんな思いでこの宿が生まれるのかなど詳しく伺いました!
協会スタッフ)なぜここに宿をオープンしようと思ったんでしょうか?
井比さん)もともと、すごく立派な雪国ならではの古い屋敷があるなと思っていました。そんな中、たまたまご縁がありこの屋敷が約150年前からあること、屋敷の広さから住むには大きすぎて買い手や借り手がつかず解体寸前だということを聞いたんです。
集落の中心的な存在だった古澤邸。折々につけ人々が足を運び、地域の交流の場であったそうです。私たちは地域でゲストハウスの運用をしていますので、地域の方の「この古澤邸を活用してもらえないだろうか?」という思いから、宿として再生できないかと考えました。
井比さん)リフォーム中、家の中からは江戸時代の手紙等の歴史的文献がたくさん見つかりました。古澤家や集落の方々の歴史、雪国の歴史が詰まった場所だと思いました。
井比さん)一番のこだわりはかつての雪国の暮らしを旅行者が存分に感じられること。なので、チェックインしたら宿の紹介に30分はかかるんじゃないかなっていうくらい色々な仕掛けを用意しています(笑)
歴史や文化的背景を知って、心から雪国を体感してもらいたいですね。
現代らしくモダンにオシャレにしようと思えばいくらでもできてしまいますが、それでは「古澤邸」ではなくなってしまう。この場所がかつて持っていた機能や賑わいなんか