十日町市街地より車で15分。国道252号線で魚沼市方面へぬける山間の「魚之田川(よんだご)集落」に、2024年7月よりオープンした「よんたご大塚(おつか)」さんにお邪魔しました。
ここはもともと宿主である村山さんのご実家で、空き家になっていたところを宿に整えたのだとか。
「ふるさとが大好きなんです。今は十日町に住まいが無い方でもお墓参りや冠婚葬祭、帰省した際に、実家のように帰ってこられる癒しの場所をつくりたくて始めました。」
「ここではゆったり過ごしてほしいです。ここはクーラーが無いんだけど、こんなに暑い日でも窓を開けると涼しい風が入ってくる。集落はとっても静か。寝転がって、ぼーっとしてるだけでも癒されると思いますよ。」
「家族連れや、学生さん大歓迎です。野菜を収穫して、地元のおいしい米や野菜を調理して食べることもできますので気軽にご相談ください。」と村山さん。
村山さんメイちゃんの後ろに映っている本棚には十日町の資料もたくさん!
「ほらこれみてって〜」と資料を出してくださいました。
「越後の文化に興味があったり、体験してみたい方にもぜひ遊びに来てほしいですね。」
そんな村山さん自身も、市の無形民俗文化財に指定「新保広大寺節」(津軽じょんがら節や八木節の元唄となり、日本民謡のルーツといわれている)の踊りをやられていたりと文化芸能にも詳しい地域のスペシャリスト。
「こんな資料、なかなか見られないでしょう。泊まりに来た若い人が気軽に資料に手を伸ばして眺めてもらったり、同年代方には懐かしいなぁと思いをはせてもらえる…そんな空間になるようここに保管しています。」
懐かしい雰囲気がとっても素敵なお宿で、村山さんのおもてなし心も相まって、思わず長居をしてしまいました!
昔ながらの一軒家でのんびりゆったり過ごしてみたい