2024.08.28

音楽と英語を操る“車イスの遊牧民”IB。地元に根ざしながら自分の世界を広げ続ける、その旅路を聞く

予約は不要、出入りも自由!お茶を飲みつつ英語に浸れる交流の場


JR長岡駅東口から悠久山行きのバスに揺られて約15分。終点で降り、長岡市民に“おやま”と親しまれている悠久山公園と反対方向に5分ほど歩くと、爽やかなブルーの外壁が目を引く一軒家が見えてくる。ここが「世界のお茶の間Ivy」である。


静かな住宅地と田園風景の狭間に佇む「世界のお茶の間Ivy」はアイスブルーの外壁が目印。

IB(アイビー)は伊部(IBE)さんが長年使っているニックネームで、そこから派生したIvyは、するするとつるを伸ばして成長するツタのこと。英語と音楽で人と人がゆったりと結ばれ、有機的につながるイメージにぴったりだ。2021年3月に子どもたちの英語教室が、翌年1月に英会話カフェ「お茶の間英会話Ivy」がスタートした。


本日は「英会話Ivy」の日。火曜日の14時30分から約1時間、のんびりお茶を飲みながら英語でおしゃべりを楽しもうというもので、月2回開催されている。予約不要、遅刻も早退もOK、出入り自由のお茶会なので、誰が来るのか始まるまでわからない。


「世界のお茶の間Ivy World Cafe Ivy」。温もりある木製のサインには、地球とツタが描かれている。

「こんにちは」と言って入ると、「Hello, thank you for coming!(こんにちは、来てくれてありがとう!)」と伊部さんが笑顔で迎えてくれた。少しして、年配の女性2人組が車で到着。おふたりとも常連らしい。カウンターで「May I have an iced lemon tea(アイスレモンティーをいただけますか?)」などと好きなドリンクをオーダーしている。「いきなり英語?」と怯むなかれ。カウンターには英語の注文方法が書かれたシートも用意されている。「英会話Ivy」で必要なものは一律300円のドリンク代と、未知の世界へ一歩踏み出す勇気だけ。


カウンターに用意されたメニューと、英語による注文のやり取りが記されたインストラクション。これを見ながら注文すれば問題なし。

伊部さんが用意してくれたドリンクを持って中央の丸テーブルへ。全員が席に着いたら、「How have you been(どうお過ごしでした?)」と伊部さんが口火を切る。先々週から今日までの出来事、最近の関心事

引用元
な!ナガオカ
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なみなみならぬ情熱と志で、ながおかのいいところを、なかまとともに伝えたい。 長岡市が運営する、長岡の魅力を市内・市外へ発信していくwebメディアです。

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