2024.03.14

地域のみんなをプレイヤーにする。「宮内・摂田屋method」が掲げる、住民主導のまちづくりプロセス

新潟県長岡市が「発酵・醸造のまち」というテーマを掲げ始めてから、2024年で7年目を迎える。日本酒や味噌・醤油といった醸造業が集積する土地柄、食文化の面からその魅力を発信したいという意図もあるが、もうひとつ、重要な意義として「まちそのものを発酵させる」ということがある。


発酵という現象はその環境に生息する何万もの微生物によって起こる。各々が好きに活動しているうち、その総合的な作用として、味噌や酒や漬物ができあがる。人間は温度管理や糠床をかき混ぜて新鮮な空気を入れるといった「ほんの少しの、適切な介入」をするだけだ。
長岡市が目指しているのは、まちに住むそれぞれの人が思うように生きやすい環境を作ることでまちをより豊かに(おいしく?)発酵させること。主役は市民で、行政は要所で手助けをするパートナーシップ。それが長岡市と「な!ナガオカ」が掲げる「まちの発酵」というコンセプトだ。


改めての説明が長くなったが、そんな長岡の中でも多くの日本酒・味噌・醤油蔵が立地するのが「宮内・摂田屋」エリア。476年の歴史を持つ老舗酒蔵・吉乃川の斜向かいには、明治期に大ヒット商品となった国内初の薬草酒「機那サフラン酒」の財で建てられた立派な蔵が残り、元エンジニアが営む味噌蔵や母娘で切り盛りする酒蔵もある。それぞれに唯一無二の時間を重ねてきた人々が集う、長岡の発酵の一大拠点だ。発酵をテーマにした年に一度のイベント「Hakko Trip」も、このまち全体を会場にすべく、行政と市民の細かいコミュニケーションによって成立している。


このまちで2022年に設立された団体がある。その名も、「宮内・摂田屋method(メソッド)」。この地域を拠点にするまちづくり事業会社「ミライ発酵本舗」の斎藤篤さんを事務局長に、このまちで活動する人々で結成された団体である。その名の通りこの地域に特化して、目指すのは「地元主導のまちづくり」。当たり前のようで、さまざまな経済の原理のなか非常に困難でもあるこのテーマに、どのように取り組むのだろうか。今回は斎藤さんと、メンバーである「吉乃川株式会社」の蔵元・川上麻衣さん、そして摂田屋の魅力に惹かれて2022年にこの地に新店舗を構えた長岡を代表する菓子舗「江口だんご」の江口太郎社長に、地域住民や行政関係者とともにお互いの顔を見ながら語り合う「タウンミーティング」と題した公開取材を行っ

引用元
な!ナガオカ
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なみなみならぬ情熱と志で、ながおかのいいところを、なかまとともに伝えたい。 長岡市が運営する、長岡の魅力を市内・市外へ発信していくwebメディアです。

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