「通い農(かよいのう)」という言葉をご存知でしょうか?
都市部に住みながら、里山地域に通って田畑を耕作する──そんな新しい農との関わり方です。
新潟県十日町市でも、「通い農」というライフスタイルを推し進める方がいます。美しい棚田が数多く残る松代エリアで、棚田を中心とした都市と里山の関係人口づくりに取り組む、地域おこし協力隊の星さんです。
ここ十日町市観光協会のホームページでも、棚田や松代エリアに関する紹介ブログを執筆していただいています。
そんな星さんが、通い農を本格的に普及させるため、現在クラウドファンディングを始めています!
→ 棚田の”通い農”を身近にする「棚田ステーション」計画
クラウドファンディングの目的は、〈通い農をする人や棚田で研修をする企業のための拠点施設「棚田ステーション」の設置〉。
星さんが以前実施した棚田体験のイベントで、「着替える場所が無くて不便」「農作業用の荷物を持ち帰るのが大変」という参加者の意見があったそうです。
その意見を踏まえ、棚田の徒歩圏内に着替えや休憩、コワーキングもできる場所を提供することで、もっと多くの人が気軽に通い農ができるようにと企画されたクラウドファンディングです。
このクラウドファンディングでの支援金募集期間は、2024年5月17日〜6月30日の約1ヶ月半。すでに始まっています!
建設工事やwebページの制作等、「棚田ステーション」の完成にかかる全体目標が約700万円ですが、ファーストゴールとして383万円を目指しているそうです。
3,000円という少額からこのプロジェクトを支援することが可能ですが、現在の一番人気は、”越後松代のお野菜が届くプラン”という、「松代おやっこ村 ふれあい市場」の『野菜の宝箱』(クラウドファンディング特別仕様)をお届けするプラン(1万円)だそうです。
新潟県十日町市松代エリアは、「越後松代棚田群 星峠の棚田」をはじめ原風景が残る棚田スポットとして知られる地域です。
そんな松代エリアでも、少子高齢化の影響で耕作放棄されてしまう田畑が年々増えています。
通い農をする方が増えれば、このような耕作放棄問題にも関心が集まり、また昔のような美しい風景が戻ってく