魚沼産コシヒカリがおいしい新潟県十日町市。
日本三大峡谷・清津峡の近くにある米農家「白羽毛(しらはけ)ドリームファーム」にお邪魔し、稲刈りの様子を取材しました!
白羽毛ドリームファームは、十日町市とお隣の湯沢町を結ぶ国道353号線沿いにある農業法人です。現在地元出身の5名で活動中。
農作業は朝が早いイメージがありますが、取材した日は朝露が乾いた10時過ぎから稲刈り開始でした。
早速刈っていきます!
コンバインに乗るのは、同じく白羽毛ドリームファームの村山さん。村山さんはUターン就職だとか。
行って……
帰ってくる!
稲刈りは端から順に刈っていくのですが、こんなに綺麗にまっすぐ刈られていると、見ているだけで爽快です。
コンバインの中の米がいっぱいになると、こんな風に軽トラへ米を移し替えます。
農家さんによってスタイルは違いますが、なかなかハイテクですね。
この時点では、お米はまだ「稲もみ」という殻を被った状態です。
稲もみになった後は、乾燥させ、もみ殻を取り除く作業が必要になります。
場所を移動し、白羽毛ドリームファームの作業所へ。
まずは乾燥機で収穫したばかりの稲もみを乾燥させます。
水分保有率を15%程度にできると、味も良く長持ちするんだとか。急に乾燥させると米が割れてしまうので、じっくりゆっくり乾かしていきます。
今日収穫したものだと、大体一晩程度の時間がかかるとのこと。
でっかい乾燥機!!
乾燥機が大きすぎて天井をぶち抜き2階まで届いてしまうこの光景は、米農家の作業所あるあるです。
乾燥が終わると、いよいよ「もみすり」と呼ばれる工程に入ります。もみ殻を取り除き、いわゆる玄米の状態にするのが「もみすり」。
白羽毛ドリームファームは、下の画像のようにこんなに多くの機械を使い、もみすりと米の選別をしていきます。
稲作は天候や気温の他、稲を食べてしまう害虫や鳥とのたたかいです。
例えばカメムシが水分を吸った米は茶色く変色してしまいますし、水分不足だと米が白っぽくなってしまいます。
おいしいお米を育てるため、害虫が住み着かないように定期的にあぜ道の草刈りをしたり、毎朝毎夕に水位をチェックしたりと、農家の方は様々な努力を欠かしません。