2025.03.14

発行部数45部! ハイパーローカル広報誌「広報じょうのおか」が守り続ける、地域の「相互信頼」のかたち

テプラを切り貼りして15年やってきた


「広報じょうのおか」。毎号4〜10ページほどで、A4サイズで発行されている

菊地武典さん(以下、菊地) 今日はどうも皆さん、長岡市の北の果てまでようこそ。


北の果て(笑)。


菊地 まあ、いつもそう宣伝してるんですが。もともとここが真ん中だったのが、長岡市と一緒になってから、一気に「北の果て」になっちゃったからね。


菊地武典さん。三度にわたって区長を務めた、博学かつ快活な地域のご意見番的存在

とはいえ、ここはずっと変わらず皆さんの地元であるわけですよね。この「広報じょうのおか」を見ていると、地元愛のようなものがひしひしと伝わってきます。毎号、バラエティー豊かな企画を考えていらっしゃるわけですが、これはいつから発行され始めたものなんでしょうか?


小林善弘さん(以下、小林(善)) 平成19(2007)年だったかな。私が区長だったときですね。最初の号でサイノカミ(北陸から越後、会津にかけて、毎年1月15日の小正月に地域の無病息災を願って行う祭り)の様子を掲載したんですが、その年は7月に中越沖地震もあったりして、大変でしたね。


最初は菊地さんと、小林さんが始められたんですか?


菊地 言い出しっぺはそうです。広報委員は全部で五人いてやってきたけどね。


つい最近と言っても過言ではない「令和4年1月号」を見ていると、文字の行間に妙に立体感のある影が写っていますが、これはもしや……


菊地 創刊した時から、文字も全部自分たちで出力したのを糊付けして、カラーコピーして作っていたんですよ。


やはり。文字はパソコンなりワープロで書いて印刷したのを一行ごとに切り貼りするんですか?


小林(善) いや、テプラです。


テプラ!


テプラ!

小林(善) そうです。それで全部の原稿を書いて、原寸の紙に貼って、写真も貼って、一ページずつカラーコピーをして。縦書きも横書きもできるので、便利ですよ。


ものすごく楽しそうですが、ものすごく大変そうですね……。


小林(善) それしかできなかったからね(笑)。でも、令和5年の第64号をもって、誌面をデジタルでも作るようになったんです、こっちの小林さんが。


小林庄司さん(以下、小林(

引用元
な!ナガオカ
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