2026.03.12

多文化共生はどう実現する?長岡在住ベトナム人にリアルな日常を聞いた

学生時代の経験をきっかけにベトナムと長岡をつなぐ活動を開始


長岡市で日本人とベトナム人をつなぐ活動を行うキーパーソンがいる。地域おこし協力隊の川堀龍(かわぼりたつる)さんだ。現在、川堀さんは主にデジタルディバイド(情報格差)の解消活動を主軸にしている。高齢者向けのスマホ教室「スマホカフェ」を開催し、スマホの使い方が分からない高齢者を一人ひとりサポートする。人と関わり、地域の課題に向き合う。それが川堀さんの日常だ。


そして、川堀さんにはもう一つの活動がある。「ベトナムフェス in Nagaoka」の実行委員長として、日本人とベトナム人をつなぐ取り組みだ。これは協力隊の業務とは別のものだが、川堀さんは「趣味のようなものですね」と大きな情熱を注いでいる。


「ベトナム人の好きなところは、人懐っこいところです」と川堀龍さん。

川堀さんとベトナムとの接点は、2023年にさかのぼる。当時、川堀さんが所属していた長岡技術科学大学(以下、長岡技大)の研究室では、15人ほどいる学生のうち、半数近くがベトナム人だったという。


「研究室には日本語が得意な人もいれば、そうでない人もいました。言葉の壁があって、ベトナムの文化や暮らしのことを日本人に伝えるのは簡単じゃない。でも、自分たちの国のことをもっと知ってもらいたいという気持ちを、ベトナム人のみんなが持っていたんです。それなら何か企画をしてみようと思いました」(川堀さん)


ベトナムフェスin Nagaoka。飲食ブースでは、本場のフォーやバインミー、生春巻き、ベトナムコーヒーなどの店が並んだ。(写真提供:川堀龍さん)

こうして川堀さんは、研究室のベトナム人学生とともに、2023年11月に「ベトナムフェス in Nagaoka」を企画した。会場は長岡市の中心部にある交流拠点施設・アオーレ長岡。音楽ライブやファッションショー、アオザイ(ベトナムの伝統衣装)着用体験、食や雑貨の屋台が出店するマルシェ、ベトナムの景品が当たるビンゴ大会などを行った。 イベントは大盛況。初開催ながら、2日間で約4000人が来場し、そのうち約4割はベトナム人だったという。


色とりどりのアオザイを身にまとい、大人も子どもが笑顔でステージに立ったファッションショー。(写真提供:川堀龍さん)
ステージイベントではベ

引用元
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