8月31日、川西の仙田地区にある小白倉集落で伝統行事「もみじ引き」が開催されました。
100年以上続く十二社の秋のお祭りで、山から切り出した大きなもみじの木を引っ張りながら集落を練り歩くという珍しい行事です。
「わっしょい!わっしょい!」
かつて90軒程の家があり現在は20軒程となった集落に、賑やかな掛け声が響きます。
イギリスからの学生約30人が参加。「スローウスローウ」「ゴーゴー」地元の人たちの英語が飛び交い、曲がり角のコントロールもばっちり。なぜ、もみじの木を引っ張るのでしょうか?はっきりとした由来はわからないものの、お神輿の原型、お神輿が買えなかったからその代わりという説が有力だそう。元々は松の木を使っていましたが、数が少ないためもみじへと変わり受け継がれています。なお、お祭りが終わるともみじの木は薪にするそう。
今年切り出されたもみじの木は樹齢70年程で高さ約10メートル。年によっては1トン以上になることも。「初めて俺より若い木切ったなあ〜。それだけ年を取ったってことだ」とおじさんがニコニコしながらも感慨深そうに仲間に声をかけていました。
イギリスの学生さんと一緒にうたう十日町の祝い唄「天神囃子」。いつの間に覚えたのか、皆さんしっかり声が出ています。イギリスで建築を学ぶAAスクールの学生が、30年程前から毎年このお祭りに参加しています。今年も2〜3週間の滞在中、昼夜を問わず真剣に建築の課題に取り組む一方で、お祭りでは若者らしく元気いっぱいはしゃぎ、おじさん達と肩を組んだりすっかり集落に溶け込んでいる様子。25年程前に参加したOBの方もこの日に合わせて参加していました。もみじを引く間、集落のお母さん方は宴の準備。
かつて集落ではどの家でも観賞用の鯉を飼っており、そのための池や水を溜めておく場所が至る所にあります。その水も使い、さながら水かけ祭りの様相に。お清めであり暑さ対策でありながら、この日だけは無礼講!お互いに容赦なく水をかけ合います。
すいか割りの際は、すいかを掲げて「ウォーターメロン!」と英語には慣れたもの。
この日の最高気温は33度程で、甘く冷え冷えのすいかがのどの渇きを潤します。何だこのおいしさは!!!皆


