公開日2020.07.07
最終更新日2020.07.07

≪PR≫明日へ向かって歩み続ける、おもてなしの町・村上

≪PR≫明日へ向かって歩み続ける、おもてなしの町・村上
公開日2020.07.07
最終更新日2020.07.07

≪PR≫明日へ向かって歩み続ける、おもてなしの町・村上

 新潟県内各地のまとめサイト運営者や掲載されているお店へ本音を探るインタビュー。地元ならではの魅力と新型コロナウイルス対策のことをじっくりと取材!今回は「#村上エール飯」「がんばろう村上! 買って応援project」を運営している村上市観光協会と、村上にある老舗のひとつ「料亭 能登新」、岩船駅すぐの場所にある「旬の閃き 柳庵」です。厳しい毎日の中、どちらのお店も先を見据えた計画と準備をしていました。

※この取り組みは新潟県と「KomachiWeb」がタイアップして行うものです。

ケース5:村上市「#村上エール飯」「がんばろう村上!買って応援project」の場合

#村上エール飯 
https://www.facebook.com/murakami.takeout.project/

がんばろう村上!買って応援project https://www.facebook.com/murakami.support.project/ 

村上市観光協会
https://www.sake3.com/

 村上市観光協会が中心となって運営している2つのプロジェクト。村上商工会議所をはじめ、それぞれの地域にある関係各所と調整しながら情報発信をしている。

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観光地として、やるべきことを、ちゃんとやる

 村上市は新潟が誇る有数の観光地。鮭、北限のお茶、村上牛といった食文化に始まり、黒塀が印象深い町並み、海沿いを走れば瀬波温泉、そして笹川流れ。お祭りやイベントもたくさん行われ、町も人もおもてなしの心がにじみ出ている。そんな村上市に忍び寄ってきた新型コロナウイルス。行動の制限や自粛が及ぼすダメージは、顕著に数字として現れた。「3月に村上を訪れた人は前年比約50%、4月は前年比約15%、5月は前年比約6%でした。観光案内所のすぐ脇の村上駅は、電車が到着しても観光客らしき人は降りませんでした。旅行会社からの問い合わせもありません。この先どうなるのか不安でした」

 村上市観光協会で働き始めて今年で6年目を迎えた片野将さん。例年であれば、秋・冬へ向けた村上観光のプロモーションを全国各地で行っている時期だ。「旅行会社向けの観光商談会や、一般のお客様向けの観光キャラバン、イベントも、全部キャンセルです」。観光が打撃を受けるということは、村上を訪れる人も少なく、観光施設やお店を訪れる人も減っていく。追い討ちをかけるように、飲食店への営業自粛や休業要請。地元の人も、万一のことを考えて外食を控えた。「年度末の3月と新年度の4月は会議や飲み会が多い時期ですが、大きい会合が中止になり、仲間同士での飲み会もほぼなくなり、日に日に状況が悪くなっていくのが見えていました」

 そんな事態を打破するべく、村上市観光協会、村上商工会議所、村上市役所の関係部署が動き始める。「エール飯プロジェクトを立ち上げた大分県別府市の一般社団法人『B-biz LINK』に許可をいただき、村上も取り組んでいます。今では38の事業所が参加し、500以上の投稿がされています」。テイクアウトカルチャーがほとんどない村上は、ほとんどのお店がテイクアウト用の新メニューを考案。Facebookで展開されている「#村上エール飯」を見ると、地元の人も知らなかったお店や新発見メニューの連続だという。そして、村上市観光協会がもう1つ運営している「がんばろう村上!買って応援project」も同様、自慢の逸品や特別セールの情報まで掲載されている。「飲食店のテイクアウトだけでなく、幅広く盛り上げていかなければなりません。村上の産業をしっかりと応援していきます」

 緊急事態宣言が解除され、県をまたぐ移動も可能となり、町には県外ナンバーの車も増えてきた。徐々に観光客は戻りつつある。「週末に笹川流れへ行ったら、車も人もたくさんいて、なんだかうれしかったです。町もにぎわいが出てきました。一方で、感染予防のための取り組みも必要ですのでしっかり対策をしていきます」。一年を通じてさまざまな魅力が詰まった村上市。2つのプロジェクトをチェックすれば、地元の人も観光客も、村上の奥深さに興味をそそられるはずだ。

老舗だからこそ変化し、新しいことに挑戦し続ける

 創業240年以上、江戸時代から続く村上随一の老舗「料亭 能登新」。今まで数々の著名人をもてなし、地元でも県外にもその名は広く知られている。2018年8月には11代目として山貝誠さんが就任。江戸時代から続く伝統をさらに磨き、不易流行≠大切に、クラウドファンディング、SDGsといった時代に合わせた柔軟性のある活動も積極的に取り組んでいる。そんな老舗に起きた新型コロナウイルスの影響。打撃は想像以上に大きい。「3月〜5月のお祝い、法事、会合、すべてキャンセルになりました。旅行者からの予約もありません。宴会も、ランチも、何にもない。どんどん怖い数字になっていくのが分かりました」。と話すのは、総務の長郷美恵さん。関川村から通勤する道中、車も人も日に日に少なくなっていくのを実感していた。「お客様や常連さんが離れていく危機感がとてもありました」

 テイクアウトメニューは、いつもは折詰として2段や3段で提供している。3,000円や5,000円といった価格帯は料亭として一般的。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて誕生した新しいお弁当は、衝撃的ともいえる価格と内容だ。「1段で500円、2段で1,000円。お求めやすい価格だからといっても手は抜きません。能登新らしい仕事をしっかりしています」。山貝さんは思いを語ります。「老舗料亭としてこのお弁当を提供することに意見は二分化していました。しかし、経営は止めることはできません。何もやらなければ終わってしまいます。経営、現場、未来の3視点で考えた場合、ピンチをチャンスに変えないといけません。今、地元にしっかりと料亭の味を知ってもらういい機会だと思っています」。このお弁当、お店への電話予約のほか、村上市内にあるJA直売所でも販売。地域の人にとても喜ばれ、販売数は増えているという。

 6月に入ると地元企業の宴会の予約が徐々に入ってきた。新型コロナ対策を受け、収容人数の制限や予約の調整、もちろん、除菌なども徹底している。取材している間も、旅行社からの問い合わせやお弁当の予約など、電話が鳴り続けていた。「厳しくて、先が見えない不安定な状況はどこも一緒です。新型コロナウイルスの第2波はあるのか、またピークがきたら予約がキャンセルになるのか、誰もが想像しますよね。だからこそ、挑戦しなければなりません」

料亭の味が10種類も詰まって1,000円!しかも「2段」という仕様に心ときめく。「1段」は500円。

 地元にしっかりと知ってもらうためにお弁当や惣菜の販売を増やしていく中、新しい商品も生み出していた。山貝さん渾身の村上尽くしだ。「村上産の鱒、米、酢、パッケージには越後杉、説明書きの紙もすべて村上で作る100%Made in Murakamiシリーズです。この試作では鱒寿司ですが、季節によって食材が変わります。これからは鰻の季節ですね!」。価格や仕様、販売場所といった最終段階を決めていき「早々に販売スタートしたいです」と期待はふくらむ。

 取材をした日は決算報告の前日。「料亭 能登新」は61期目に入る。「これからの一年は厳しい状況であることを前提に、未来へつながることをやっていきます。そして、雇用も守らなくてはなりません。これから取り組む新しいジャンルは根拠を示しながら、挑戦し続けていきます」。老舗という重みを背負いながらフットワークを軽くして未来を築いていく山貝さん。世の中をしっかり見ながら変化させる適応力があるからこそ、能登新の伝統と格式は今もこの先も守り続けられるだろう。

店名:料亭 能登新
住所:村上市飯野2-1-9
営業時間:11時30分〜14時(13時30分LO)、17時30分〜23時(22時LO)
定休日:不定休 
TEL:0254-52-6166 
※営業時間や定休日は変更になる場合があります。

こんな時だからこそ、夢だった新しい事業を実現させる

 岩船町駅近くにある「旬の閃き 柳庵」。代表・齋藤芳憲さんの野望は止まらない。2月後半から50人規模の宴会のキャンセルがあり、3月に入ってからは少人数の予約もキャンセルになり、気がついたら予約もお客さんもまったくなし。業績を調べてみると前年比70%ダウンだった。「2月にたまたま京都へ行った際、外国人がいなくて驚き、金閣寺もガラガラでびっくり。お店の人にもホテルに聞いても『予約がないんです!』と嘆いていました。心の中では、新潟は京都から遠いし、大丈夫だろうと思っていました」。そして、まったく大丈夫ではない状況が齋藤さんを襲う。

「地元の小学校が合併するため、3月は最後の会合が行われる予定でした。県をまたぐ移動が制限されたので法事もキャンセル。この先どうなるのか不安でした。お店の経営と同時に、社員の雇用をどう守るか考えなければなりません。ですので…お客さんは来ませんが、みんなであること≠していたんです」

 「柳庵」の隣には、齋藤さんの父が営む「住吉屋」という宴会メインの大きなお店がある。いつか受け継ぐことを頭の片隅に置きながら、地域性や業界のことなどを多角的に考え、経営者としてのビジョンを描かなくてはならない。そんな思いで温めてきた計画がある。「カフェをやりたいと思っていたんです(笑)。いつか実現すればいいな、と思っていましたが、新型コロナの影響で時間はとにかくありますから、一歩踏み出したんですよ!」。和食路線を走っていたと思ったら、齋藤さんの口からは驚きのワードが次々と出てきた。「サンドイッチを作りたいんです。岩船港が近いでしょ? 漁師から直接魚を買える権利を持っていますから、地元の魚を主体としたサンドイッチを商品化したいんです。実は、地元では売り物にならない珍しい魚があるらしく、たまたま社員に漁師の息子がいて、ある日突然、その魚を店に持ってきたんですよ。ミンチにしたらうまい!で…(ミンチの作り方や機械についてのお話が続きます)」。サンドイッチの具材の話の後はパンだ。「おいしいサンドイッチを売るなら、パンは仕入れるのではなく作らなきゃダメだ!と思いまして…。パニーニってあるでしょ?前から興味があったので作ったんですよ。常連に試食してもらったら『うまい!』と。知人にパン屋がいて、お店で売られているバゲッドサンドを目にしたら作ってみたくなり。なんと、バゲットも焼けるようになりました!そしたら食材屋さんがパン用の粉を持ってきてくれるもんだから…ハンバーガー用のバンズも焼けるようになりました」

 サンドイッチだけではなく、齋藤さんの頭の中にはスイーツもある。「ソフトクリームもいいですけど、ジェラートですね。お店では季節のアイスをデザートで提供していました。その延長線上でジェラート!です。それで調べ始めたら、イタリア製の機械を使うと美味しさがまったく違って、もう興味津々です」。次々と試しては常連に味見をしてもらっていた齋藤さん。作るだけでなく、リサーチも徹底した。「時間はありますから、噂に聞くサンドイッチやジェラートを求めて食べ歩きしています。みんなおいしいんですよ(笑)」

おうち飲みのおつまみセット「岩船港直送 一漁丸の地魚おうち飲みdish」1,650円。魚の種類はもちろん、品数が多く、箸が進むたびに食感や香りに発見がある。2人で楽しんでちょうどいいボリューム。

 なぜ齋藤さんは次々と新しいことを試すのか。その理由は事業を継続させるための若手育成というメッセージがあるからだ。「若い社員が輝くステージを作ることは、経営者の私としての責務です。技術が身について、さらなる向上心を持って、そして楽しく笑顔で働ける。サンドイッチやジェラートには、そんな思いがあるんです。若手にやってもらったら楽しそうに作りますし、どんどん上達しています」

 今までできなかったこと、やりたかったことを一気に進められた齋藤さん。5月の連休明けから再開し、取材をした6月下旬には週末の予約が入るようになった。うれしいことに個室は満席だという。また、テイクアウトメニューは、お弁当や惣菜もあるが、宅飲み用のおつまみがセット『地魚おうち飲みdish』と『ワインの虜おうち飲みdish』がメインだ。「デリカテッセンってあるじゃないですか。洋惣菜屋さんもやりたいなぁと思いまして!『ワイン〜』の方は、そんなイメージで作りました」。和食の料理人・齋藤さんが次々と生み出していく新しい取り組みは、ただ思っているだけでなく、ちゃんと行動して、周りの意見も取り入れて、さらに輝くものへと磨かれていく。あくまでも和がベース、という新メニューは間もなく発売スタートだ。

店名:旬の閃き 柳庵
住所:村上市岩船駅前49-4
営業時間:11時〜13時30分LO、17時30分〜22時(21時LO)
定休日:月曜、第3日曜
TEL:0254-56-8833 
※営業時間や定休日は変更になる場合があります。

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