公開日2020.07.30
最終更新日2020.07.30

≪PR≫窮地脱出の火付け役に!驚きの「行動力」で柏崎のテイクアウト普及に貢献

≪PR≫窮地脱出の火付け役に!驚きの「行動力」で柏崎のテイクアウト普及に貢献
公開日2020.07.30
最終更新日2020.07.30

≪PR≫窮地脱出の火付け役に!驚きの「行動力」で柏崎のテイクアウト普及に貢献

 新型コロナウイルスによる外出や会合の自粛が長期化する中、ここ新潟でもテイクアウト・デリバリーサービスを始めたり、強化する飲食店が増えてきました。また、こうしたうれしいサービスを展開しているお店の情報を取りまとめるWebサイトも次々と立ち上がっています。
 そんな動きをしっかりとお伝えするため、新潟県内各地で工夫を凝らしたまとめサイトや、新しくテイクアウトに挑戦したり、サービスを拡大するお店を取材。テイクアウト&デリバリーを提供する裏側で一生懸命動いているキーパーソンや、お店のご主人にインタビューをし、「実際のところ、地元ではどうなのか」という、本音もチラッとお聞きしました。新潟県内各地へ行ってお話を聞く、新潟県とKomachi Webのタイアップ連載企画です!

※この取り組みは新潟県と「KomachiWeb」がタイアップして行うものです。

ケース7:柏崎市「ウイルスに負けない! #かちかち柏崎 #柏崎テイクアウト」の場合

ウイルスに負けない! #かちかち柏崎 #柏崎テイクアウト

 柏崎のイベント情報サイト「だこて。」を立ち上げた「柏崎リーダー塾」1期生の有志がコロナ対策として制作した柏崎市のテイクアウト・デリバリー情報サイト。「#かちかち柏崎」「#柏崎テイクアウト」のハッシュタグでSNS上に集まった情報がサイトに反映されている。2020年7月現在で100軒以上の店舗情報を掲載中。

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秋山博一さん
柏崎市内で冷凍・厨房・空調・電気など事業者向け設備の企画・設計・保守を行う企業の副社長であり、柏崎市などが支援する街づくりのリーダー養成組織「柏崎リーダー塾」の1期生。

迫り来る飲食店の危機。「火付け役」になるのが自分たちの役目だった

 3月上旬、柏崎のイベント情報サイト「だこて。」が柏崎市内のテイクアウト・デリバリー情報の掲載を始めた。約1カ月後、その情報は独立したWebサイトとしてスピンアウト。「ウイルスに負けない!#かちかち柏崎 #柏崎テイクアウト」が誕生した。柏崎市内はもちろん、新潟県内を見回しても同様のサービスがまだまだ乏しかった3〜4月、目を見張るスピードで展開した同サイトの裏側には、柏崎の街を人一倍思う仕掛け人がいた。柏崎市両田尻に本社を構える株式会社ミタカの副社長にして「柏崎リーダー塾」の1期生、秋山博一さんだ。

 最初に感じた異変は「街の静けさ」だったという秋山さん。そして間もなく聞こえてきた飲食店の悲鳴。ピンチを感じ取ってからの秋山さんの行動は速かった。

「3月に入った頃、夜の街が急に静かになったんです。柏崎には電力会社や大手メーカーの工場など、多くの従業員を抱える企業が複数あります。そうした方たちの人出が無くなった影響が一気に表れたんです。このあおりを受ける格好で、まず割烹など大きな宴会場を抱える飲食店からの悲鳴が聞こえてきました。私は本業の業種柄、飲食店の方と直接お話しする機会が多かっただけに、飲食業界の窮状を肌で感じていました」

「街から活気が無くなると同時に、『だこて。(※)』に掲載されるイベントも少なくなりはじめ、3月にはとうとう0件になりました。そこで、どうせならこのサイトを使ってコロナ対策情報を発信しようと決めたんです。この段階では、商工会議所や自治体も飲食店に対する十分なフォローをし切れておらず、このまま待っていたら飲食店の傷がさらに広がってしまうという状況でしたので、『私たちが火付け役となって飲食店を支援しよう!という思いに火が付きました。情報が十分に行き渡り、お店が自治体からの支援を得られるようになれば私たちのサイトは不要になるかもしれない。それならそれでいい、と。とにかく目の前の危機に対処する必要があったんです」

※秋山さんをはじめとする「柏崎リーダー塾」1期生の有志が2015年に立ち上げた柏崎のイベント情報サイト。市内各地から集まるイベント情報を無料で掲載している。

「配信した情報は2種類。1つは休校時に役立つ情報です。全国の小中高校に休校要請が出た直後でしたので、子どもの預かりサービスに関する情報などを発信しました。もうひとつが飲食店を支援するためのテイクアウト情報でした。サイトの立ち上げメンバーが個々に街で見かけた情報を地道に集めるという形で小さくスタートを切り、3月末時点の掲載件数は6件。しかし4月に入った途端、掲載希望が急増したんです!飲食店に焦りが広がってきた表れでした。これを受け、このテイクアウト情報をWebサイトとして独立させようと決意したんです」

現場の飲食店からも感謝の声が多く届いているという秋山さん。中でもSNSでのサポートは、発信力不足に悩む多くの飲食店を救った。

「各方面から届くテイクアウト情報を私たちのSNSアカウントで拡散したのですが、これに対する反響が大きかったですね。もちろんお店自身もSNSで情報を発信しているのですが、抱えているファン以外にまで情報を拡散するだけの発信力を持たないお店も多い。この手助けができたことには大きな意義がありましたね。サイトの立ち上げ以来、『お店や施設が発信する情報を引用し、取りまとめる場を作る』という理念でサービス設計を行ってきた経験が活きたんです」

 コロナ禍における「飲食店の意識の変化」を感じ取ったという秋山さん。そこには、アフターコロナ時代をたくましく生き抜く飲食店のあるべき姿が隠されているのかもしれない。

「SNSの持つ力の大きさを痛感しましたね。今回の騒動の中で、SNS発信に力を入れたお店とそうでないお店との差が出たと思います。」

「お店側の意識にも大きな変化があったはずです。先日、市内の飲食店がスーパーの店頭スペースを間借りしながらテイクアウト商品を持ち回りで販売する、というイベントが行われたのですが、誰よりも一生懸命に取り組んでいたのはカラオケスナックを経営するお母さんたちだったんです!お店を離れれば皆さん“家庭料理のプロ”ですから。専門外のことであってもたくましく取り組もうとする姿に胸を打たれました」

これまでは『柏崎は新潟の中でも比較的PRをせずともある程度の集客が見込める土地だという油断がともすればお店側にもあったのかもしれません。しかし今回の経験を通して『お客様に選ばれなければならない』という強い意識がどのお店にも芽生えているように思います。市民みんなで乗り越えていきたいですね」

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柏崎の中心市街地から車で約15分ほどの郊外にある「柏崎・夢の森公園」。豊かな自然に囲まれたこの里山公園内に店を構える「里山Caf’e I’m Home(アイムホーム)」は、今回のコロナ禍を見事にチャンスに変えてみせた飲食店のひとつだ。市街地から隔たった立地というハンデをものともしない同店は、いかにしてこのピンチに対処したのか。オーナーの西村遼平さんにお話を聞いた。

西村遼平さん
柏崎・夢の森公園内に店を構えるカフェ「I’m Home(アイムホーム)」オーナー。10代の頃から地元・柏崎で飲食業に携わる。カフェ・ケータリング事業などを展開する「有限会社 la Luce e L’ombra(ラ・ルーチェ・エ・ロンブラ)」の代表取締役としても幅広い事業を手掛けている。

突然の休業指示から10分後。『明日からお弁当屋さんになります』を宣言

「柏崎は比較的感染者が出るのが遅かったこともあり、3月はまだのほほんとしていました。ところが緊急事態宣言が発令された4月16日の夕方、『明日からの営業を停止してくれ』と指示されてしまって。この公園の管理に行政が関わっている関係上、行政の判断で急きょ施設全体の休業が決まってしまったんです」

 突然の休業指示に対する西村さんの判断は驚くほど速く、そして大胆なものだった。それが功を奏し、お店の評判は着実に広がっていく。

「休業指示を受けた直後、お店のSNSで『明日からお弁当屋さんになります』と宣言しました(笑)。営業停止が決まってから10分後くらいの出来事でした。元々、このカフェとは別にケータリングの会社を長く経営していることもあり、容器のストックが少し手元にあったんです。であれば、やってしまおう!と。その日のうちにテイアウトメニューを決定し、メニュー表も作り、配達の計画も立て始めました。フットワークの軽さには定評があるんです」

「テイクアウト・デリバリー営業はすぐに軌道に乗せることができ、開始からほどなくして電話予約の対応が間に合わなくなってしまうほどでした。GW期間には1日に100食を超えるご注文をいただき、1週間で1,000食以上を販売しました。情報発信がうまくいったおかげで新規のお客様を獲得できたことはもちろん大きな要因ですが、ここまで多くのご注文を頂けたのは、日頃からお得意様と良い関係を築けているからだと思っています。ご近所さんに声をかけて注文取りまとめてくださる方もいらっしゃるんですよ!一度に30名分の注文を頂くこともあるんです。本当に感謝しかありません」

予想外の反響の大きさに手応えを感じる一方、慣れないテイクアウト・デリバリー営業の負荷は日を追うごとに大きくなっていく。しかし、西村さんはまたも大胆な発想でこのピンチを跳ね返すことに成功した。

「苦労したことはやはり『オペレーション』ですね。お弁当箱に料理を詰めるということ、多くの電話注文を正確にさばくということ、お昼の配達に合わせて膨大な業務を早朝にこなすということ。すべてが初めての経験で、あまりの業務量に忙殺されてしまいました…。それでも、配達時の最小注文個数を段階的に増やしたり、自社開発したLINEベースのオーダー管理サービスを導入したりと、一つ一つ対策しながら克服していきました」

「LINEのオーダー管理サービスは、電話応対が業務を強く圧迫し始めた5月から開発を始め、6月には運用を始めました。月200件ほどの注文をこのシステムで受けていますので、毎月数時間分の業務改善につながりました。今はこのサービスを他の飲食店に広めるための周知活動をしています。IT技術者の方の間では『いいね!と評判になっているのですが、飲食店の現場に普及していくまでにはもう少し時間がかかりそうです」

 飲食業を志した10代の頃から「生まれ故郷・柏崎のために」という強い思いを持っているという西村さん。事業経営の根底にあるその信念は、テイクアウトメニューの作り方ひとつにもにじみ出ている。

「お店のコンセプトである『地産地消』はテイクアウトメニューでも貫いているほか、から揚げやカレーといった、地域のお父さん・お母さんがたにも伝わりやすいメニューもそろえました。ガパオライスと聞いて、その料理を想像できる方ばかりではありません。一方、から揚げ、カレーなら誰もがその内容を想像できます。地域の皆さんのことを思った時、これが正しいあり方だと思ったんです」

ガパオライス(600円)。バジルとナンプラーで炒めたひき肉と鎌田養鶏の卵を使った温泉卵が絶妙にマッチ。

 カフェ営業は再開できたものの、まだまだコロナリスクに対して油断はできないという西村さん。感染症対策には細心の注意を払っている。

「席数を3分の1ほど削減し、座席同士の間隔も広げて営業を再開しました。この施設はもともと高い天井と大きな空間を持っていますし、窓も開け放っています。お招きした専門家の先生もリスクは少ないとおっしゃっていたのですが、用心に越したことはありませんので、大型の空気清浄機も新たに2台注文し、入荷を待っているところです」

 「アフターコロナ」に対しても鋭い視点を持つ西村さんは、大きく変動する世の中の需要を正確に捉えることが飲食店の最大の課題になっていくと予想する。今回のコロナ禍で西村さんが発揮したような「行動力」と「地元愛」が、アフターコロナ時代のサービスのカギになるのかもしれない。

「今回の騒動を通して世の中の『テイクアウト慣れ』が急速に進んだ勢いで、テイクアウトはよりいっそう身近な存在になっていくはずです。私たち飲食店にとっては、こうしたテイクアウト需要に対してどれだけ『手軽さ』を提供できるかが大きな課題になります。また、イートインの局面では、お客様に来店いただくハードルが大きく上がることが予想されるため、『このお店でなければ』と思っていただけるようなお店独自の強みが不可欠になります。テイクアウトとイートイン、二極化した領域でそれぞれ求められる課題を高度に解決できる飲食店がお客様に選ばれる時代になっていくのだと思います。私たちも柏崎を食で盛り上げるという理念はぶらさず、時代に合わせて変化していきたいですね」

店名:里山Caf’e I’m Home
住所:柏崎市大字軽井川4544-1
営業時間:11時〜16時 (15時30分LO)
定休日:火曜(冬期休業)
TEL:0257-47-7774

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 Komachi Webでは、窮地に立たされている飲食店を応援すべく立ち上がった県内各地のテイクアウト・デリバリー情報をとりまとめたサイトを一覧で掲載しています。以下のリンクからご覧ください。

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