いま、巷で話題になっている個性派ベーカリー6軒をご紹介。こだわりがたっぷり詰まった、注目のお店ばかりですよ。

ご主人手作りの窯で焼く薪窯焼きパンが話題

薪窯パン舎 ほほ｜新潟市西区

小麦を挽き、粉をこね、慈しむように焼き上げる薪窯パン

一度食べたら忘れられないと話題なのがこちらの薪窯焼きパン。香ばしく焼き上がったクラストに、中はもっちりとした食感と小麦の力強い風味。かむごとに小麦のうま味が口の中に広がり、日が経つほどに味に深みがにじみ出る。毎日少しずつスライスをして、さっとバターを塗っていただいたり、リベイクして野菜やベーコンをサンドするのもいい。

毎日食べても飽きが来ないパンとは、まさにこのパンのこと。その滋味深い味わいは、ご主人･佐護さんの丁寧な仕事ぶりに直結している。

生地は選び抜いた国産小麦や県産小麦、それに水、塩とシンプルな材料を、ヒノキの木桶で丁寧に手ごねし、出来上がった生地は24時間かけてじっくりと低温発酵。友人たちと共に作り上げた大きな薪窯には早朝から薪をくべ、火が消えた後の余熱を利用して焼き上げる。完成したパンがお店に並ぶまでの時間はおよそ3日間。

ほかにも、北海道産と県産の小麦やライ麦の原粒を店内にある石臼で挽いて全粒粉にしてパンを作るなど、すべての工程に佐護さんが自らの “手” をかける。その姿は、小麦や酵母などの素材と共に自然そのものを慈しんでいるかのようだ。

「カンパーニュやライ麦パンはそのまま味わうのもいいですが、みそやキムチなど発酵食や和食の惣菜にもよく合います。ワインや日本酒と合わせるのもおすすめです」と佐護さん。手間をかけたパンは食事のシーンも問わない。いつもの食卓で、ひと味違ったパンの魅力を感じさせてくれそうだ。

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これが食パン！？気になるシンプルパン

Boulangerie Marron’A｜三条市

シンプルでいて奥深い、夕食にもハマる「食事パン」

JR東三条駅のほど近くに店を構え、材料と製法に独自のスタイルを貫く「Boulangerie Marron?A」。ショーケースをのぞくと、洋食やワインに合いそうなバゲットやカンパーニュがずらりと並び、パン好きの心をくすぐる。

ご主人の小栗さんは、県内外のシティホテルでパン作りの腕を磨いた後、「カーブドッチワイナリー（新潟市西蒲区）」で製パンを担当した実力派。

こちらの看板商品･国産小麦のシンプルパンはいわゆる食パンの立ち位置。もっちり食感の生地は、砂糖を極力使わず、県産小麦･ゆきちからと、レーズンから起こした自家製酵母の風味が印象的で、料理を引き立てるおいしさに何度でも食べたくなる。小麦、酵母以外の材料は、米油とオーツミルクのみ。シンプルな見た目に反して繊細な技術が詰まったシンプルパンは、あらゆるシーンで主食としても愛されるはず。

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天然酵母で作ったベーグル専門店が話題

HOBARU 上越店｜上越市

体に優しい素材を使った多彩なベーグルがずらり♪

糸魚川市で評判のベーグル専門店の2号店。行列ができるほどの人気の秘密は、国産小麦と自家製酵母を使ったベーグルの品質の高さと、約40種といったバリエーションの多さ。

ベーグルはバターや卵、牛乳を使わないため、パンに比べて低脂肪でヘルシー。形も定番のドーナツ型以外に、ボール状やスティック状など多彩なラインアップで、生地や具材の違いも合わさりビジュアルも実ににぎやかだ。季節限定メニューも登場するので、足を運ぶたびに新しい味に出会える。

また、お店のインスタグラムからも購入できるので、遠方の人でも気軽に専門店の味を堪能できるのも魅力。ベーグルはリベイクしても楽しめるので、お店ではさまざまなリベイク方法を提案。レンジや蒸し器、トースターなど温め方で食感が変わるので、ぜひ食べ比べてベーグルの奥深さを体感してほしい。

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八海山仕込み水を使った醸造所併設のベーカリー

1095 BAKERY｜南魚沼市

清酒･八海山をつくる八海醸造が営む複合施設「魚沼の里」。「猿倉山ビール醸造所」内に併設するこちらは、“365日、朝昼晩、パンがおいしい” をテーマに、八海山の仕込み水と天然酵母を使い、食事やお酒などさまざまなシーンに合う種類豊富なパンを提供する。

365日、毎日3食パンを食べると1095食となることから付けられたという店名のごとく、洗練された広い店内には、毎日食べたくなるようなパンがずらりと並べられている。焼きたての香ばしい香りに包まれながら、日々の生活に取り入れたくなるパン探しを楽しもう。

お気に入りのパンを購入したら、店内のイートインスペースでゆったりと味わうも良し、目の前に広がる絶好のロケーションを満喫できるテラスで味わうも良し。出来たてのクラフトビールとともに味わえば、きっと幸せを感じられるはず。

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野菜農家が手がける野菜を楽しむためのパンに注目

桃川農園ベーカリー｜村上市

自社栽培の野菜を盛り込んだベジタブルパンを販売する県北のベーカリー。野菜作りの段階からパンに合わせたサイズや色合いを目指すなど、農園ならではの工夫が施されたパンは、どれも個性が光るものばかり。季節ごとに旬の野菜を使うため、訪れるたびに変わるラインアップにも注目したい。

さらに、この春からはカフェメニューの提供もスタートし、採れたての野菜をふんだんに使ったプレートランチを楽しめるようになった。購入したパンは、店先の開放的なテラスで味わうこともできるので、のんびりと過ごして。

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胎内市にオープンした“3たて”にこだわるベーカリー

PAIN de COPAIN｜胎内市

作りたて、揚げたて、焼きたての “3たて” にこだわり、工房の目の前には出来たてのパンだけが並ぶ「焼きたて台」を用意。ラインアップは、定番のラウンド食パンをはじめ、ハード系、惣菜系、スイーツ系まで幅広く、誰もが親しめる味で、昨夏のオープン以来リピーターが足を絶たない。

なかでも自慢は、お店で手作りするカレールウをぎっしり詰め、米粉のパン粉を加えてカリカリに仕上げたカレーパン。数量限定販売なので、お目当ての人は早めの来店を。ほかにも季節を映した新作や期間限定パンも登場するので、お見逃しなく。

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※掲載情報は2024年4月10日時点のものです。都合により、営業時間や定休日が変更になる場合がございます。おでかけの際は、SNSやホームページ、または直接店舗にご確認ください。