公開日2025.07.23
最終更新日2025.07.23

Komachi Presents 男女共同参画プロジェクト「ワタシスタイル」vol.7 エンカレッジファーミング株式会社

Komachi Presents 男女共同参画プロジェクト「ワタシスタイル」vol.7 エンカレッジファーミング株式会社
公開日2025.07.23
最終更新日2025.07.23

Komachi Presents 男女共同参画プロジェクト「ワタシスタイル」vol.7 エンカレッジファーミング株式会社

「男性はこうあるべき」「女性はこうあるべき」といった無意識の偏見や思い込み「アンコンシャス・バイアス」の緩和を目的に官民連携で立ち上げた「Komachi Presents 男女共同参画プロジェクト『ワタシスタイル』」。

本企画では、ジェンダーギャップ解消に関する県内各企業の取り組みや、アンケートを通じた読者のリアルな声を連載形式でご紹介します。

第7回は、「エンカレッジファーミング株式会社」の渡邉さんにお話を伺ってきました。

生産性と働き方の改革で、農業をもっと身近で魅力あるものに

エンカレッジファーミング株式会社
渡邉 亜美さん

Profile:
新潟県西蒲区出身。大学卒業後、事務職を経て中途入社。事務を経験後、2017年からトマト専用ハウスで勤務し、誘引作業と新人教育を担当。

農業の未来を切り開く、進化系ファーミング

先進的な農業に挑戦する「エンカレッジファーミング」は、2013年に新潟市西蒲区で設立された農業生産法人です。「農業の常識を変えたい」という思いから、社名には「勇気づける・励ます」という意味が込められています。

最先端技術を積極的に導入し、2017年には先進農業国・オランダで培われた環境制御技術を県内で初導入。気象条件の厳しい冬でも安定した農産物の供給を可能にするため、約2ヘクタールを誇る全面ガラス張りの巨大温室「H&Bガーデン」でミニトマトの通年栽培をスタートしました。

さらに昨年11月には大規模なリーフレタス栽培施設も完成し、県内の農業に新しい風を吹き込んでいます。

先進技術を導入し、農業にこそ新しい働き方を

同社では、温度や湿度、光、水分のほか、肥料を水に溶かした培養液を制御システムで管理するオランダ式の環境制御システムを導入したことにより、従来の農業のイメージとは一線を画す新しい働き方が実現。その代表例が通年栽培で、新潟県の気象データに基づいてコンピューターが栽培環境を適切に管理するため、雨や雪の日でも安定してミニトマトの栽培が可能になりました。

「もともとは生産性を高めるための投資でしたが、結果的に作業の効率化だけでなく、年齢や性別を問わず体への負担を減らすという大きな効果もありました。規模がおよそ20倍に拡大したことで、新たに多くのパートスタッフが加わり、安定した生産体制が整いました」と渡邉さん。

技術革新により、従業員の労働環境は大きく変わりつつあります。

「かつて農業といえば重労働で泥だらけになるイメージがありましたが、実際は重い荷物を持つこともなく、土に触れることもないため服が汚れる心配もありません。

コンピューターによる環境制御によって効率が上がり、天候に左右されず作業の流れや時間の見通しが立てやすくなったことで、子育て中の人や通院が必要な人でも無理なく働ける柔軟な職場環境が整っています」

誰もが働ける環境づくりで農業のイメージを刷新

渡邉さんと同じトマトハウスで働くスタッフは約50名。なかでも女性の割合が多く、20代から70代まで幅広い年齢層が活躍しています。

枝の誘引といった細かな作業は手作業で行いながらも、一部には機械を導入することで作業負担を軽減。無理なく働き続けられる環境を整備しています。

厳しいノルマも設けておらず、それぞれのペースで取り組める点も働きやすさにつながっています。実際、これまで働いていたスタッフのうち8割以上が現在も継続して働き続けており、従来の農業現場で課題とされてきた高い離職率の改善にもつながっています。

「教育体制にも力を入れていて、初日から安心して仕事に取り組めるよう、会社のルールや具体的な作業手順をマンツーマンで丁寧に教えることを心がけています。システムの効率化のおかげで複雑な機械操作は不要で、未経験の人でもすぐに仕事に慣れやすいと好評です」

また、近年では自動収穫ロボットや電動収穫台車の研究開発や実証実験にも挑戦している同社。「農業に対するイメージを変えたい」という思いを原動力に、これまでの常識にとらわれない県内農業の技術革新を牽引し続けています。

魅力POINT

1.技術やシステム導入で、働きやすさをとことん追求

これまでの農業のイメージとは異なり、体力面の負担が少なく、誰もが快適に働ける環境が整っています。

トマト栽培の体験を通じて農業への関心を高めてもらうため、小学生から大学生まで幅広く農業体験を受け入れており、システム化された業務管理による作業のしやすさにも感心が高まっています。

2.多様な世代が活躍するからこそコミュニケーションを大切にした社風

体への負担が少ないことから、60代や70代の方も多く活躍。ベテランのスタッフが新人を丁寧にサポートするなど、お互いに支え合う風土が根付いています。

その背景には、作業中や休憩中の何気ない会話を通じて築かれる信頼関係があります。社員やパート同士の細かなフォローで、働きやすい環境作りに取り組んでいます。

エンカレッジファーミング株式会社

2013年設立の農業生産法人。2017年にオランダ式環境制御システムを県内初導入したミニトマト栽培施設「H&Bガーデン」を運営。昨年11月にはリーフレタス栽培施設も完成し、通年栽培による安定雇用を実現。

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