公開日2025.10.29
最終更新日2025.10.29

あなたの勇気が、地域の力に! 新潟のまちを守る「消防団員」になってみませんか?

あなたの勇気が、地域の力に! 新潟のまちを守る「消防団員」になってみませんか?
公開日2025.10.29
最終更新日2025.10.29

あなたの勇気が、地域の力に! 新潟のまちを守る「消防団員」になってみませんか?

「消防団」って聞いたことはあるけれど、実際に何をしているのかはよく知らない…。そんな人も多いのではないでしょうか? でも実は、地域を守るカッコよさ、人とのつながりの温かさ、そして自分の成長まで感じられる、魅力がぎゅっと詰まった活動なんです。

今、新潟県では、そんな消防団の一員として一緒にまちを支えてくれる仲間を募集中。この記事では、消防団にまつわる素朴な疑問にお答えしながら、その魅力もたっぷりとお伝えします!

消防団とは

消防団は、地域の安心・安全を守るボランティアのような存在。普段は会社員や主婦など、普通の生活をしている人たちが、いざというときに消防活動や防災活動を行います。

地元の人たちと協力しながら動くので、仲間との絆も深まるはず。地域にちょっと貢献してみたい、そんな気持ちからでも始められるんです。

活動の目的は?

消防団は、地域の火災や自然災害から人々の命と暮らしを守るために活動しています。いざという時に備えて訓練をしたり、避難誘導や消火活動を行ったりと、まさに“まちの守り手”。身近な地域の安心を支える、頼れる存在なんです。

どんな人がなれるの?

消防団員は、特別な資格や経験がなくてもなれます。18歳以上で地域に住んでいる、または通勤・通学している人ならOK!普段は会社員、主婦、学生など、さまざまな人が参加しています。「地域の役に立ちたい」という気持ちがあれば、どなたでも大歓迎です。

消防士との違いは?

消防士は自治体に雇われている“プロ”の消防の仕事。一方、消防団員は普段は会社員や主婦など別の生活をしながら、火災や災害時に出動する“地域のボランティア”です。どちらも命を守る大切な役割ですが、消防団はもっと身近で、地域のために力を貸す存在なんです。

どんな風に組織されている?

消防団は、地域ごとにいくつかの「分団」に分かれていて、団長や分団長のもとでチームのように活動します。分団は、団長、副分団長、部長、班長、団員などの階級で構成され、団員は普段は会社員や主婦、学生などさまざまです。

活動内容

消防団がどんなものかわかったら、次はその活動内容が気になりますよね。バラエティに富む消防団の活動の中から、ここでは代表的な5つをご紹介。それぞれの活動を通して生まれる「やりがい」にもぜひご注目を!

1. 消防訓練・操法訓練

火事や災害に備えて、消火器やホースの使い方、ポンプの操作などを定期的に練習します。まるでチームスポーツのように声を掛け合いながら動くので、達成感も◎。未経験でも先輩が丁寧に教えてくれるので安心ですよ。

2. 火災予防啓発

火災を未然に防ぐために、地域の方に「火の用心」を呼びかけたり、防火チラシを配ったりする日々の啓発活動のほか、季節ごとの見回りや、子どもたちへの防火教育も大切な役割のひとつです。

3. 防災イベントへの参加

地域で開催される防災訓練やイベントでは、避難誘導や消火体験のサポートをします。親子連れに人気の体験ブースを担当することも。地域のみんなと防災について学び合える、やりがいのある活動です。

4. 巡回パトロール

空気が乾燥する季節などには「火の用心!」と声をかけながら、地域を見回ります。歩きながらの夜のパトロールは、ちょっとした運動にも◎。ご近所さんとの挨拶も自然と増え、地域とのつながりも深まります。

5. 資機材の点検・整備

ホースやポンプ車、消火器などがいつでも使えるように、定期的に点検・整備を行います。地味に思えるかもしれませんが、とても大事な役割!道具に触れるうちに少しずつ知識が増えていくのも楽しみのひとつです。

?消防団の仕事を体験できるイベントも!
 
ファミリーでたのしむ!消防団フェスタ
開催日:11月2日(日)(道の駅 SORAIRO国上)

防災をもっと身近に!親子で楽しみながら消防団のお仕事について学ぼう

水消火器を使った放水体験や、ステージで実施予定の「ステージde消防団クイズ」などを通して、普段なかなか体験できない消防団のお仕事を学び、防災についての知識を深めることができます。燕市消防団のマスコットキャラクター「つばまるくん」や、レトロな雰囲気のミニ消防車「まもるくん」も集合。会場の道の駅 SORAIRO国上では、同日「秋のわくわく収穫祭」を開催。おにぎりの振る舞いやカツオのタタキ実演販売など、親子で楽しめる催しが盛りだくさんです。

消防団員になるメリットは?

消防団の活動には、地域に根差しているからこそ・仲間と一緒だからこそのうれしいメリットも。「新しい自分」にきっと出会えるはずですよ。

地域とのつながりが深まる

消防団の活動を通じて、普段なかなか話す機会がないご近所さんや地域の人たちと仲良くなれます。行事や訓練を一緒にこなすうちに、自然と顔見知りが増えて、まちに“知ってる人”がいる安心感が生まれますよ。

防災スキルが身につく

消火器の使い方や応急手当、避難の知識など、いざというときに役立つ防災スキルが自然と身につきます。家庭や職場でも活かせる知識ばかりなので、「もしものとき」に自分や大切な人を守る力になります。

日常にメリハリが生まれる

普段は仕事や家事、育児で毎日があっという間…そんな中で、消防団での“非日常”な活動が、生活に良い刺激をくれます。地域に貢献できるという充実感もあり、気分転換にもぴったりです。

新しい仲間ができる

消防団にはさまざまな年代・職業の人が参加しているので、普段の生活では出会えない仲間とのつながりができます。困ったときに支え合える絆や、活動後のちょっとした交流も楽しみのひとつです。

活動に応じた手当や支援がある

ボランティアとはいえ、活動内容に応じた手当や、制服・装備の支給、万が一の際の補償制度なども整っています。自治体によっては表彰制度や特典もあり、しっかりサポートされている安心感があります。

団員インタビュー

新潟県内の消防団員数は、全国でもトップクラスを誇り、女性消防団員の数も直近の2年では増加傾向。女性でも気軽に参加できる消防団の魅力を、三条市消防団の笠原さんに語っていただきました!


消防団は新しい自分に出会える場所。
出来る範囲で、無理なく続けられます。

三条市消防団 笠原恵美さん

「もともと防災に関心があったことに加え、地域との繋がりを意識するようになり始めたことをきっかけに『自分にも出来る事があるかもしれない』と思い、消防団に入団しました。消防団では、防災訓練や応急手当普及員としての活動のほか、地域の防火啓発活動、水防訓練などにも参加しています。消防団の雰囲気はとてもフラットで、団員同士の距離も近く、和やかな雰囲気。女性でも活躍できる場面が多いこともあり、安心して活動できています」

お仕事はエステサロンのオーナーとして活躍している笠原さん。

「防災訓練で防災食の作り方を、応急手当普及員としての活動でAEDの使用方法を学んだことを通じて、地域に貢献出来ていると実感しました。仕事と子育てに追われる毎日ですが、消防団の活動は無理のない範囲で参加できるので、続けられています」

「子供達も応援してくれていて、『ママ、かっこいいね』と言ってくれるのが最高の励み。自分にできるのかと不安に思うかもしれませんが、まずは一歩踏み出してみてください。女性の目線や感性は、消防団にとって大きな力になります。一緒に地域を守りましょう!」

?ポイント
災害時等の支援活動でも、女性団員ならではの視点・アイディアの重要性が年々高まっています。「女性には難しそう・・・」と思わず、ぜひ一歩を踏み出してみてください。


よくある質問(FAQ)

そのほか、消防団に関するよくある質問をまとめました。活動内容や細かな入団資格は各自治体の消防団によって異なります。気になることがあれば、お気軽にお問い合わせを!

Q:どんな人がなれるの?
A: 地域に住む、または働く18歳以上が対象です。性別はもちろん、会社員、自営業、公務員といった職種を問わず、どなたでも消防団員になることができます。

Q:仕事と両立できますか?
A: ほとんどの団員が、会社員や自営業、主婦などとして働きながら参加しています。訓練や活動は主に夜間や週末に行われるので、無理のない範囲で続けられます。

Q:危険な活動ばかりですか?
A: 火災や災害時の対応には安全対策を徹底しています。安全教育や装備の充実で、安心して活動できるようになっています。

Q:報酬や手当はありますか?
A: 年額報酬や出動手当、活動に応じた支給があります。また、退職するときには活動期間に応じて「退職報償金」が支給されます。万が一、消防団活動中にケガをした場合は、公務災害補償制度によって補償されます。

Q:体力に自信がなくても大丈夫?
A: 消防団には多様な役割があります。体力を要する消火活動だけでなく、防災広報や後方支援など、ご自身に合った関わり方が可能です。

Q:住んでいる自治体の消防団のことを詳しく知るにはどうすればいい?
A:各市町村の問い合わせ先から電話でお問い合わせください。

入団応募フォーム

「消防団に入団してみたい!」と思ってくださった方は、以下のボタンから消防庁公式ホームページにアクセスし、お住まいの地域の消防団の窓口をご確認の上、お問い合わせください。

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