〜高齢のご家族を守るために、今こそ知ってほしいこと〜 ●8月がスタートしました。 村上市では、7月18日から本日まで15日連続で「熱中症警戒アラート」が発表されています。連日の猛暑により、全国で熱中症による救急搬送が急増しています。 村上市も例外ではなく、令和7年度の今シーズン、7月末までに43人(昨年はシーズンを通して46人)が熱中症で救急搬送されており、そのうち34人(約79%)は65歳以上の高齢者です。 さらに、発生場所として最も多いのは「住居」で、全体の44%にあたる19人が住居内で発生しています。 ●なぜ高齢者は熱中症になりやすいのか? 高齢者は、以下のような身体の変化により、自分では異常に気づきにくいという特徴があります。 ・のどの渇きを感じにくい → 加齢により脱水状態でも「渇き」を感じにくくなります。 ・暑さを感じにくい → 加齢により、「暑さ」に対する感覚が鈍くなります。 ・体温調節機能の低下 → 汗をかきにくく、体内に熱がたまりやすくなります (厚生労働省「高齢者のための熱中症対策」) www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/pdf/heatillness_leaflet_senior_2022.pdf ●家の中こそ危険 ―「クーラーを使わない習慣」がリスクに 「外出していないから大丈夫」ではありません。 実際には、室内でも風通しが悪く、暑さがこもる環境で熱中症を発症する例が多発しています。 ●ご家族・地域でできること エアコンは昼夜問わず、温度・湿度を確認して使用しましょう ・のどが渇いていなくても、水分補給を習慣に ・「今日はクーラーつけてる?」と、離れて暮らす家族にも声かけを ・高齢者や体調が不安定な方には、日々の見守りとひと声を ● 昨年は、全国で熱中症患者97,578人が救急搬送され、重症(3週間以上入院)者は2,178人、死亡は120人発生。 本年は7月27日までに、全国で熱中症患者53,126人が救急搬送され、重症者は1,147人、死亡は62人発生。(総務省消防庁速報値) 村上市では7月31日までに熱中症患者43人が救急搬送され、重症者は2人、死者は0人、41人が中等症(入院が必要)または軽症でした。 重症化を防ぐには、早めの対処と周囲の声かけが大切です。 ●総務省消防庁熱中症予防啓発ビデオ https://youtu.be/RcUQRar7-m0?si=KGQfHygCwi4RLntb 【問い合わせ先】 環境課環境政策室 (TEL:0254−75−8933) 保健医療課健康サポート室 (TEL:0254−53−3364) 消防本部警防課救急係 (TEL:0254−53−7223) 詳細はこちら www.city.murakami.lg.jp/site/heatstroke/