新潟発→ジャカルタ行き!?新潟西港に突如出現した鉄道車両の謎を追う!

新潟西港に隣接する「山ノ下みなとランド」。約70種類の遊具を備えた人気の臨海公園です。

連休にはたくさんの家族連れでにぎわうこの「山ノ下みなとランド」のすぐそばに、“変わったもの”が置いてあるとのウワサを聞きつけ、さっそく行ってみました。

駐車場に車を停め、公園に向かって歩いていくと、、、

あれ・・・?

なんと・・・!

ほほぉ~!(笑)

子どもたちの楽しそうな声が響く公園のすぐ横。柵の向こうになんと「電車」がありました。

港なのに電車。公園の横に電車。違和感ゴリゴリの光景です。

もっと近くで見てみましょう!

シルバーのボディに走るオレンジ色のライン。中央線かな?分割・整列された8両編成です。

こんな風に一本の電車が横並びに整列している姿ってなかなか見られませんよね。

正面に回ってみましょう!

それにしても、どうして港に電車があるんだろう・・・。

ん・・・?

えっ、ちょっとやだ・・・!

「ジャカルタ」て!!!

国内線の行き先に「ジャカルタ」とは・・・。これは訳アリ案件に違いない!!

ということで調べてみたら、案外すんなり事情が分かってきました。

写真提供/©JR東日本 千葉支社

実はこの電車、中央線ではなく武蔵野線

JR東日本千葉支社からインドネシアの鉄道会社に寄贈される予定の「205系」という電車なんです。

写真提供/©JR東日本 千葉支社

なんでも、鉄道利用者が急増しているインドネシア・ジャカルタに対する車両譲渡を依頼された同社は、数年前から首都圏で活躍した車両の譲渡を行っているのだそうです。

そして、日本での退役の地である首都圏から海上輸送の出発地点となる新潟に向けた最後の「回送」をする際、行き先表示を「ジャカルタ」として送り出しているんだとか。

なるほど~。この行き先表示は「演出」だったんですね。なんとも心憎い演出だなぁ・・・!

日本での役目を終えた車両がふたたび異国の地で人の役に立ち、愛される。そして、そんな“わが子”の第二の人生を見送るJR東日本さんの親心。

新潟の港に突如現れた謎の電車。その裏にはハートフルなドラマがあったんですね。

(Komachi Web 和田)

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