ベルバラではない マリー・アントワネット の世界

「ベルバラ」を読んだことがあり、学生時代に世界史でフランス革命を勉強したことがあったり……ということで、「マリー・アントワネット」を観に行ってきました。

なぜフランス革命が起き、アントワネットが処刑されたのか、
アントワネットとフェルゼンの恋愛がどれほど情熱的だったのか、
そういうことはほとんど表現されていませんでした。

ですが、女の子が好きなカラフルで可愛らしい髪飾りが出てきたり、
豪華な衣装、派手な靴、シャンパンタワーとたくさんのケーキ、などがたくさん出てきます★

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この作品で登場するスウィーツの数々は、1862年創業のフランスの老舗洋菓子店「ラデュレ」のもの。随所に配されたローズやピスタチオ色のマカロンが魔法のような世界を創り出しています。

                                      

第2の主役とも言えるリュクスな衣装は、「炎のランナー」、「バリー・リンドン」でアカデミー賞を2度受賞したミレーナ・カノネロが担当。この映画のために作った数百着の衣装が、宮廷の貴族たちを艶やかに彩ります。また、現代最高のトレンド・セッター、マノロ・ブラニクが手がけた靴も宝石のような輝きを見せているのです。

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この作品は実際にヴェルサイユ宮殿で撮影されており、普段はカギがかけられ一般開放されていない部分でも撮影が試みられたのだとか。ですから、フランス観光でヴェルサイユに行ったことがある人でも、みれなかった“あの部屋”が映画で垣間見れるかもしれないですね。

監督のソフィは、歴史映画にありがちなダークカラーでアンティークな衣装になるのをことさら嫌い、明るく軽く可愛らしいラブリィーな色使いを好んだそうです。彼女の作品で私が個人的に気になるのは“ウェッジウッド”に近いブルーがよく衣装のメインカラーとして取り入れられているところ。本作でもメインになりそうなシーンではこの色の服を身にまとっていたように思います。

単なるマリー・アントワネットの生涯!ベルバラの世界を描いた映画が観たい!!と思う人には物足りない部分が多いかもしれませんが、ソフィアコッポラが描く、歴史に名を残した女性の映画を観てみよう♪といった気持ちで観るのが良いかもしれませんね★

なので、男性にはあんまりオススメしません・・・・。*東宝東和さん、ごめんなさい。

マリー・アントワネット公式HP http://www.ma-movie.jp/#

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