「北帰行」文庫版が発売されました!

電子ブックリーダー端末「Reader」で購入しようと思ったら、電子書店になかった!という苦い経験ふたたび。Komachi-WEB担当の猪股です。残念!
さて、昨年の今頃のブログでも紹介したことがありますが、刑事物の小説家で人気の佐藤譲の「北帰行」(ほっきこう)が、1年を経て文庫化され、今月発売になりました。
かいつまんで、あらすじを紹介すると
六本木でヤクザに殺された妹の仇をとるため、ロシア語が堪能な日本人ガイドを半ば強制的に巻き込み、ロシア人の殺し屋(姉)が、ヤクザに復讐を果たす。ヤクザの舎弟たちに追われた殺し屋と、ガイドの二人の逃避行は、六本木から関越道を通り、新潟市内へ。新潟市内から新日本海フェリーに乗り、北海道・稚内へたどるサスペンス。
およそ、新潟市内での描写が物語の約1/3を占めます。
舞台となるのは、日航ホテル新潟、R113号(新潟飛行場道路、通称:空港通り)周辺、山の下埠頭周辺もしくは新潟中央埠頭。
こちらの描写については、雑誌連載時に若干おかしい部分があったので、新潟市に住んでいる人なら分かる微妙な位置関係を詳細な地図に記載して、お送りした経緯もあり、個人的にも思い入れの強い作品でもあります。
厚さのある文庫本ですが、秋の夜長にいかがでしょうか?

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