新潟の旬の美味を中華仕立てで味わう冬の人気メニュー

新潟における中華ダイニングの 先駆け的な店。四川料理をベースに独自のアレンジを組み合わせ、ココでしか味わえないカジュアルな創作メニューを豊富にそろえいる。　使用する食材は旬のものにこだわっていて、同店の冬の名物として人気なのが、寒ブリを鶏ガラスープに泳がせていただく中華風しゃぶしゃぶだ。「10年ほど前に、お客さまから大きなブリを一匹丸ごともらったことがあって、それを使って試しに店で出したら評判が良かったんです」と、店主の井上さん。これをきっかけに、毎冬のコース料理に組み込んでいる。　主役となる佐渡産の天然ブリは、日本海の荒波にもまれて身が締まり、クセのない上品な甘さの脂がたっぷりのった一級品。それを厚さ５ミリほどにスライスし、鶏油を加えた鶏ガラスープの中にサッとくぐらせ、中華風にアレンジしたポン酢につけていただく。刺し身としても食べられる新鮮なブリは、濃厚な脂をたっぷり含んだ大トロ部分の「腹かみ」や、適度な弾力を楽しめる中トロ部分の「背かみ」などが提供されるので、さまざまな味わいや食感を楽しめる。スープの中で程よく脂を落としたブリは生で食べるよりも甘みが増し、レモンの酸味やゴマ油の芳醇（ほうじゅん）な風味が主張する自家製ポン酢と相まって、至福の味わいだ。

丸ごと仕入れて異なる味わいを堪能

ブリは1本丸ごと仕入れる。脂がのってとろける柔らかさの腹かみや、ヒレに近く程よく弾力のある背かみという希少部位なども盛り込まれる。

ゴマ油の風味が香る特製ポン酢

ブリは酢やレモン、ゴマ油などを合わせた自家製の中華風ポン酢につけて食す。レモンの爽やかな風味が、ブリの脂を程よくスッキリとさせる。