100年後はどうだろう?未来日記

昼食で500円以上のものには躊躇してしまうのに、本の購入にはまったく躊躇しない編集部猪股です。今、自分が進めている社内プロジェクトが佳境・・・のところで、どんでん返し。仏作って魂入れずの典型例です。本日反省です。
さて、先日お会いしたある企業の社長さんがおっしゃってました。
新潟に10年ぶりに戻ってきた旅人がいて、新潟の風景を見てどう思うか?
同じように、20年ぶりに戻って来た旅人が、同様に新潟の風景を見てどう思うか?

きっと「変わってないなぁ〜」と思うんじゃないかと。
箱物(建物、マンション)に若干の変化はあれど、大きな変化はない。
それは良い意味でも、悪い意味でも変わっていないことに受け取れます。
敢えて言えば、変化のスピードが鈍いとも言えます。
それは上海や東南アジアの諸国と比べての話なので、何とも言えませんが。
と、余談はさておいて。
自分は、本をなかなか処分できない・・・処分する気がないとも言えるのですが、捨てられない筆頭が古い本です。明治や江戸期の本ではなく、昭和から平成にかけての比較ができるのは特に捨てられません。
具体的に言うと、未来を予測した本は特に捨てられません。

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科学情報誌Newtonの未来予測シリーズ

80年代、90年代にはよく増刊シリーズで発刊されてました。Macintoshがキヤノンで販売されていた時代です。なつかしー。現在の携帯電話にしろ、何にしろ基礎技術は大体この時代に確立されているので10年とか15年とかの予測では、おおむね現在の技術の裏付けになるくらいです。
予測が外れているのは、宇宙技術とリニアモーターカーの普及、エイズの根絶くらいでしょうか。
特に宇宙技術は、戦争の影響や冷戦の集結などの影響、スペースシャトルの失敗などもあり、基本的にはアポロ計画からほとんど進化はないですよね。宇宙旅行は未だ果たせず・・・。

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21世紀まで32年・・・。朝日新聞出版

ここまで来ると、通信の発達以外は大体外れてます。通信は、携帯電話の普及やスマホっぽいものが想像されているので、あってます。
ロボット工学の発達により、人間が暇になって、多産になって、人口が増大するというものなど。SF小説やマンガの影響を受けたような想像、願望があって、現代と比較するとおもしろいのです。
本はただ古いだけですが、未来を予測したものは今と比較すると非常に、おもしろいです。読みやすいところでは、「ドラえもん」の秘密道具のなかには既に実用化されたものもありますよ・・・。

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